東京宝塚劇場にて、星組公演
ミュージカル・フルコース
『GOD OF STARSー食聖ー』
スペース・レビュー・ファンタジア
『Eclair Brillant』を観劇しました。
この公演で、星組トップスター・紅ゆずるさんとトップ娘役・綺咲愛里さんが退団なさるのです。このお二人にピッタリのとても面白くて、楽しい舞台でした。
『GOD OF STARS-食聖-』の作・演出は、小柳奈穂子さん。香港映画が大好きで、香港映画のテイストをごった煮にした作品ができあがりました。
紅ゆずるさんは、二度の台湾公演を成功に導いたアジアのスタート言われています。紅ゆずるさんといえば、「コメディ」です。いつもいつも笑わせてくださった人。小柳奈穂子さんも、宝塚歌劇団に入団なさった時、辛くて大変だったときにいつも助けてくれたのが“笑い”だったと。
深刻な表現こそ芸術性が高いと思われがちです。ですが、本当に辛い人を救うのは、いつだって笑いだと私は、信じています。
~パンフレットより~
宝塚歌劇って、バラエティに富んでいます!宝塚大劇場にて、星組公演『GOD OFSTARS』と東京宝塚劇場にて、雪組公演『壬生義士伝』を同時期に上演
実は、この公演を宝塚大劇場で上演中のとき、東京では、雪組公演『壬生義士伝』でした。『GOD OFSTARS』では、ずっと笑いっぱなし、あー面白かった!と思い、翌日の『壬生義士伝』では、涙、涙で大変でした。どちらも素晴らしい舞台でした。最近の宝塚は、実にバラエティに富んでいるなって思いました。
『GOD OFSTARS』は、どの方もぴったりな役どころだったと思います。ホン・シンシン(紅ゆずるさん)とアイリーン・チョウ(綺咲美里さん)、そして、ライバル役のリー・ロンロン/リー・ドラゴン(礼 真琴さん)が、どうしてもホン・シンシンに勝てないというセリフも、いくら主席だって、ホン・シンシンには、人を巻き込む力がある!!とか、一つ一つのセリフが、当てはまっているように思いました。
そして、クリスティーナ・チャン(舞空 瞳さん)を思うリー・ロンロン(礼 真琴さん)、このお二人が、次期トップスターになる!ということ。お二人のシーンがまた、愛らしくて、これからも楽しみだなって思わせてくれました。
紅ゆずるさんは、柚希礼音さんが星組トップのときに、真風涼帆さんとともに3人でいらした時代、北翔海莉さんが星組トップの時の2番手時代を経て、トップになられて、台湾公演に行かれたり、『徹子の部屋』に出演なさったりと常にご活躍です。
とにかく努力なさっているなって、舞台を観ればわかります。トップになられて、『THE SCARLET PIMPERNEL』『ANOTHER WORLD』『霧深きエルベのほとり』他忘れられない舞台ばかりです。
綺咲愛理さんも、柚希礼音さんの時代から常に選ばれていて一目置かれる存在でした。一番驚いたのは、『THE SCARLET PIMPERNEL』ずっと可愛らしい役が多かったのに、いつのまにか大人の女性が演じられるようになられて、素晴らしかったです。
星組公演 スペース・レビュー・ファンタジア 『Eclair Brillant』(エクレールブリアン)華麗なる煌めき!の作・演出は、酒井澄夫先生
このショーの発想は、ジルベール・ベコーのシャンソン「ひとり星の上で」からだそうです。ベコーファンだった酒井澄夫先生は、昔からこの曲に惹かれていて、星組のショーということで、紅ゆずるさんの顔が浮かんだそうです。
紅ゆずるさんのありとあらゆる魅力満載のショーでした。ラテン、ボレロ最高!、フィナーレの男役のナンバーでは、「風林火山」を三味線演奏です。何度も観たいです。
実は、第6場のパリ~恋する風の煌めき~のシーン 風の精 礼 真琴 少女 舞空 瞳さん 大好きなシーンです。
エトワールも舞空 瞳さんです。
千秋楽まで、無事にご卒業できますように。応援しています。
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