宝塚『霧深きエルベのほとり』星組千秋楽七海ひろきさんさよなら

宝塚歌劇『霧深きエルベのほとり』星組公演。千秋楽はライブビューイング

今月一回は、東京宝塚劇場で観て、

昨日は、千秋楽をライブビューイングで観ました。

ライブビューイング、お勧めです。

劇場で観るほうが、もちろん良いのですが、

千秋楽は、なかなかチケットが取れません。

千秋楽は、終演後にトップさんのご挨拶や

退団者が、おひとりおひとり、大階段から

降りてきて、お別れのご挨拶が観られます。

特に今回は、七海ひろきさん(かいちゃん)が

退団なので、絶対に観たかったのです。

さて、『霧深きエルベのほとり』は、今から

50年以上も前に、菊田一夫さんが作られた作品です。

私は、以前(1983年)、今は亡き、順みつきさんの

さよなら公演でこの作品を観ました。

パンフレットから、菊田一夫さん(作者)の言葉より

ハンブルク・・・ドイツの港、この町を訪れ

意外な詩情があることを発見。

古い街は、赤レンガのドイツ建築、

大戦で爆撃後に建て直った街は、近代建築、

それをつなぐものは、ゆけども尽きることのない

白樺の街路樹。

ゲーテが好んで歩いた散歩道。

あたたかい雰囲気で人の心を包んでくれる

近代と自然の溶け合ったハンブルクという街。

聞いただけでも行ってみたくなりますよね

その街にて、とある朝の新聞の三面記事!

「何某家の令嬢と、船員上がりの暴君が、

恋に落ち、ついに彼らは、親の反対を説き伏せ

めでたく結婚したことが、ハンブルク市社交界の

話題になっている」

わずか、四行か五行の新聞記事からヒントを得て

書かれた作品だそうです。

本当に素晴らしいですね。

そして、今回は、上田久美子さんの新たな

潤色・演出での再演。

上田久美子さんの作品は大好きなので、

とても楽しみにしていました。

◎水夫役 カール・シュナイダーの

紅 ゆずる(ベニちゃん)さん

◎マルギット・シュラックの

綺咲 愛里(あーちゃん)さん

◎フロリアン・ザイテルの

礼 真琴さん

この3名の方を中心とした、何とも言えない

深い深い愛に満ち、温かい素晴らしい内容の

作品でした。

後世に残る作品って、古いけれど新しい、

芯があるのですね。

紅ゆずるさんのカール、

不器用というのか、もう泣けました。

綺咲愛里さんのマルギット、

若さ所以、純粋無垢だからこそ、人を傷つけるのだと

知りました。

礼 真琴さんのフロリアン、

絶対いないでしょと思いながらも、こんな役が

できるようになったのですね・・・と感慨深かったです。

もちろん、七海ひろきさんのトビアス

なんだか、お芝居なのか、本当なのかとわからなく

なってしまうほど、最高のシーンでした。

拍手が鳴りやまなかったですね。

そのほかの方たちも、それはそれは、どの役の方々も

何とも言えない深い味を出された演技でした。

特にヴェロニカ役の英真なおきさん、迫真の演技

でした。

本当に良かったです。

そして、スーパー・レビュー

『ESTRELLAS』エストレージャス~星たち~

なんと、紅ゆずるさんの声が出ていない!!

一瞬無音になり、どきっとしました。

途中、「声、ごめんなさい」と言っていました。

でも、ほかの人たちが、みんなで紅ゆずるさんを

支えているのが、とってもよくわかりました。

紅ゆずるさんも、プロとして失格と言っていましたが、

観ている人たちの温かい拍手に包まれた千秋楽を

観ることができてよかったです。


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